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秘湯めぐり

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2012/08
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秘湯めぐり1 姥湯温泉「桝形屋」
秘湯めぐり

姥湯温泉「桝形屋」は「日本秘湯を守る会」のパンフレットの表紙を飾るような秘湯中の秘湯です。福島県境国道13号線南の板谷駅から14kmの距離ですが、車で50分もかかります。車が1台しか通れない坂道の連続で、対向車には細心の注意が必要です。途中1ケ所山崩れがあり、少しハンドルを誤れば谷に落ちるほどの道幅です。やっと滑川温泉「福島屋」に着いてもここからがすごい。桝形屋はここからさらに上へ4km先ですが、有名な?スイッチバックして登らなければならないヘヤピンカーブがあります。雪でなく雨でもスリップしそうです。宿の営業が5月連休前から11月始めまでというのはうなずけます。やっとの思いで駐車場に到着。(ここまで対向車は5台。)宿まではさらに吊り橋を渡って坂道を歩くこと3分。重い荷物はリフトを使って上げてもらいます。

 

木造2階建13室(全室ウオシュレット付きトイレ)、1泊13,800円。夕食はお膳に乗らないほど多く、中でも鯉の甘露煮は絶品です。泉質は白濁の単純性硫黄泉です。源泉は51℃で、木の桶を通し湯温を下げ、かけ流しです。

4時。誰もいない夜明けの露天風呂は最高です。湯船に浸かり空を仰げば、まだ明けの明星やいくつかの星が残り、西の空には十六夜の月が山の稜線にかかっています。四方が山に囲まれているため、まるでプラネタリウムを見るようです。神々しい朝の到来を独り占めしました。正に至福の時。苦労して登って来る価値は十分ありました。

 

 


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