農園ブログ

秘湯めぐり

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2013/04
05

霧島温泉「新燃荘」  小国町・温泉付貸別荘「きんこんかん」
秘湯めぐり

新湯温泉「新燃荘」

ツアー会社から、出発前夜の21時30分に「現地が悪天候のため飛行機が調達できず、ツアーが中止になりました。」と電話がありました。「えっ、ウソ!こんなことってあるの?パスポートまで用意したのに。」 一晩寝て、旅行の用意もしたことだし、二度目の退職記念だから、どこかへ行こうということになりました。行き先も決まっていない全くの「ミステリーツアー」です。とりあえず、西に向けて出発しました。宿を探して電話してみると、ラッキーなことに新燃荘の予約が取れました。

新湯温泉「新燃荘」は自分の中では秘湯No.1です。5年ぶりです。途中、えびのSAで車中泊をしましたが、岡山から鹿児島までは車で11時間です。

  

新燃荘は新燃岳から2.8kmの距離にあったため、立ち入り禁止の規制が続き、昨年7月、やっと営業が再開されたそうです。噴火口から石が飛んでくるようなことはなかったですが、振動で窓ガラスが20枚程割れたそうです。この営業停止期間中に、フロント、食事処、廊下、部屋等を全面改装されていました。昔の古びた宿も趣があって私は結構、好きだったのですが。まずはコバルトブルーの露天風呂に。

料理長が変わり、食事内容が一新されていました。ただ、昔の黒ブタの角煮がないのは残念でした。イス席に改装された食事処でおいしく頂きました。すべて完食です。これで料金は7500円ととてもリーズナブル。

  

この日の泊まり客は4組で、隣りの席は東京のTさんご夫妻でした。Tさんは今回、民謡大会出場のために九州に来られたそうで、全国の民謡大会に出場してはその近くの名湯めぐりをされているそうです。私たち夫婦もいろいろと行っている方だと思っていましたが、Tさんご夫妻はすごい。全国の名湯をたくさん教えていただきました。奥様も社会貢献活動を続けておられる方で、とても素敵なご夫妻でした。

 

「きんこんかん」

きんこんかんは阿蘇郡小国町北里にあるオープンして10年目の温泉付き貸別荘です。私達が泊まったのは古民家風のコテージです。中はログハウス風で、驚いたことにピアノが置いてありました。対面式キッチンには調理道具、食器はすべて完備されています。電子レンジまでついていました。ロフトの2Fでも3,4名は宿泊できます。私達2人には使いきれない広さです。ここには5棟あるそうですが、2人用9000円~4人以上12,600円で、初めて利用する人は1,000円の入会金が必要です。

  

オーナーの奥さんが「近くの岩風呂に湯が入ったのでどうぞ」と案内して下さいました。ここは5,6人は入れる広さで、見晴らしもよく、立ち寄りの湯としても使われているそうです。感激したのは建物の壁に書かれた書と可愛い壁絵です。これは大学のA先生の手によるものです。

  

小国のスーパーで調達した食材で夕食づくりです。今日はちょっとリッチに肉料理です。アサヒドライが進みます。しばらくすると、奥さんが明朝のパンを焼いて来て下さいました。牛乳は近くに牧場からの生乳です。焼き立てのいい香りに思わずパンに手が伸びてしまいます。

  

夜は隣接している湯屋棟の岩風呂に入りました。硫化水素臭がしますが、湯質は単純泉で薄い白濁のやさしい湯です。源泉の湯温は57℃、湯量は多く、かけ流しです。長湯ができます。何度でも入れます。

 

朝は敷地内を散策しました。事務所前に「サクラを連れて散歩してください」と看板がありました。その横にちょっと恥ずかしがり屋の散歩犬「サクラ」がいました。サクラも可愛いですが、敷地内はちょうど吉野桜が満開でした。山桜や彼岸桜も植えられていました。その根元には奥さんが挿し芽から増やしたアジサイやチンチョウゲ等がたくさん植えられていました。この周辺は「田原温泉」「杖立温泉」「黒川温泉」等、有名な温泉が多いですが、次回の久住登山にもこの「きんこんかん」を利用させてもらおうと思っています。

  

 

 

 


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