農園ブログ

秘湯めぐり

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2015/04
20

道の駅「木の香温泉」(高知県いの町)
秘湯めぐり

高知から西条へは四国山地の山越えをしなければなりませんが(R194)、

愛媛との県境に小さな道の駅「木の香」があります。

(高知からは90分、西条からだと30分)

その隣の立派な建物が「木の香温泉」。

仁淀川沿いの水と緑に囲まれた温泉です。

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県境の温泉(石鎚山東)ということで、秘湯を期待して行ったのですが

とてもおしゃれで現代的?な温泉でした。

レストランも併設されていました。

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浴室入口                 宿泊棟へ続く廊下

 

含鉄ナトリウム塩化物温泉で、海辺の温泉のように少し塩辛い温泉です。

露店風呂は水道水利用ということでしたが、浴槽全体がヒノキで作られ

正に「木の香」温泉でした。

サウナもあり、料金は日帰りは630円、宿泊は8,250円です。

木の香②_R

露店風呂(いの町観光協会HPより)

 

PS 温泉とは全く関係がありませんが、高知県内のガソリンは146円、高い。

同日、岡山県は128円でした。

 

 


2015/04
07

美作湯郷かんぽの宿「星輝(きらきら)温泉」
秘湯めぐり

石橋ゴルフ場の上の高台にある「かんぽの宿」の温泉です。

湯郷温泉には設備も充実した日帰り温泉施設「鷺温泉館」がありますが、

地元の人は露天風呂もサウナもないのに、かんぽの宿に行きます。

それは湯郷温泉の中でも一番湯質がいいのを知っているからです。

 

湯郷温泉協会公式サイトより

泉温38.7℃。

PH9.6のアルカリ性単純泉。

メタケイ酸44.5mg、メタホウ酸1.6mg。

お湯張りの際、一時的に加水しますが、後はすべて源泉です。

より大きな写真を表示

 

今日は夜8時に行きました。

ライトアップされた玄関前の紅白の桜が見事でした。

ライトアップ

風呂場にはどういう訳か日帰り客が9人。

この時間、こんなに混むことはありません。

「調子はどう?」

「だめ、全然ようならん(良くならない)。」

地元の人の会話です。

また

「誰かこの宿をだれかこうたら(買ったら)ええのに。」

「今なら安かろう。」

8月末の閉館の話題です。

とても残念なことですが、営業成績が悪いということで閉館になるそうです。

 

 

 

 


2015/03
16

毒沢鉱泉「神の湯」
秘湯めぐり

「秘湯の宿」(朝日旅行、日本秘湯を守る会)のスタンプが10になると

これまでの中で希望の宿に無料一泊招待となります。

それを利用して下諏訪から和田峠に向かう途中の山あいにある

毒沢鉱泉「神の湯」に行ってきました。

玄関前にはまだ除雪した雪が山のようになっていました。

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2013年、緒方直人、南果歩、藤竜也らが出演した「サクラサク」のロケ地となったため

日帰り温泉は待ち時間が出るほどの人気の湯となりましたが、

日曜の夜ということで宿泊客は3組のみでした。

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信玄の隠湯というこの温泉は日本で唯一、薬用の販売が許可されている鉱泉です。

含有成分に緑ばんが含まれており、飲むと強烈な酸味と鉄味がします。

風呂は男女一つずつ内湯しかありませんが、

赤みを帯びたこのにごり湯は一度入るとクセになります。

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今回は珍しくご主人と話す機会がありました。

名前が「神の湯」で神棚があるのに、仏像があったり般若心経が書かれていたりするので

かねがね不思議に思って尋ねたところ、神仏混交で祭ってあり、ご主人は

神官でも住職でもないそうです。

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食事は精進料理風で魚は出ますが、肉は出ません。

おしゃれに竹のざるにきれいに並べられて出てくる料理は完食です。

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2015/03
10

信州二つの渋温泉「渋御殿湯」 
秘湯めぐり

二つ目の渋温泉は八ヶ岳西麓、標高1800mにある奥蓼科の渋御殿湯です。

当初は渋辰野館を目指していましたが、谷合に降りる道はスタットレスタイヤで

なければ通れそうもないので御殿湯に変更しました。

それでも道幅は除雪の雪で狭く、対向車が来ないかヒヤヒヤでした。

坂道の行き止まりが渋御殿湯です。

ここは北八ヶ岳の登山口のため、登山の基地ともなっています。

(9日、八ヶ岳連峰の阿弥陀岳滑落した女子高校生がヘリで救助され本当によかったです)

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宿の玄関前にはたくさんのザックが置かれています。

大学生ぐらいの若い人達です。

下山した人達がバスの発車までの時間、温泉で汗を流しています。

それにしてもあの道幅をバスは通れるのでしょうか。

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風呂場は長い廊下の突当りにあります。

1,5m×10㎡程のヒノキ枠の湯船と、1坪程の無加温の乳白色の湯船の二つ。

「武田信玄の隠湯」というだけあって少しイオウ臭がする無色透明のいいお湯です。

乳白色のお湯が好きですが、これは源泉のようで冷たくて入れませんでした。

  

上「日帰り温泉用の西の湯」   下「宿泊者用の東の湯」 (渋御殿湯HPより)

 

PS

雪の坂道をエンジンブレーキを効かせながら下りていると

国道299号(メルヘン街道)手前に「千年豆腐」(小林豆腐工房)という看板が

ありました。

いかにも手作りという感じと、名前に惹かれて立ち寄ってみました。

千年はおじいさんの「ちとせ」さんの名前だそうです。

1丁200円、醤油をかけて食べましたが、味が濃く、絶品でした。

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2015/03
09

信州二つの渋温泉「湯田中渋温泉外湯めぐり」 
秘湯めぐり

週末を利用し、信州の二つの渋温泉に行ってきました。

一つは湯田中渋温泉、もう一つは奥蓼科の渋御殿湯です。

 

湯田中渋温泉は9つの外湯を持つ、昭和レトロの温泉街ということで知られています。

朝6時から営業しているということで、車を飛ばして5時30分に着きました。

温泉街の道幅は車1台がやっと通れる狭さで、個々の浴場には駐車場がありません。

川向こうに町営駐車場を見つけましたが、オープンは7時でした。

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駐車場の開くのを待って、係りの人に外湯巡りのことを聞きました。

すると、日帰り温泉客が利用できるのは大湯だけで、しかも10時からだそうです。

諦めて帰ろうとしたら、係りの人が

「2番の笹の湯は向かいの土産物屋で鍵を借りれば入れる」ことを教えてくれました。

せっかくだから、入っていくことにしました。

宿泊客を大切にするのはとてもいいことですが、

少しだけでも一般客にも開放してもらえればと思いました。

(宿泊者は鍵のついた湯めぐり手形の札をもらい、外湯巡りを楽しむそうです)

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鍵を貸してもらった豊田屋さん     向かいの2番湯「笹の湯」

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笹の湯は超レトロな浴場で浴槽は1坪ほどの広さでした。

朝1番のサラ湯はいいのですが、熱くて熱くて。

しっかり水を入れ、一人、楽しみました。

いいお湯でした。

1初 (260x172)  3綿 (260x172)

1番湯「初湯」                3番湯「綿の湯」

4竹 (260x172)  5 (260x172)

4番湯「竹の湯」               5番湯「松の湯」

6目 (260x172) 8神明 (260x172)

6湯番「目洗いの湯」             8番湯「神明の湯」

9大湯 (260x172) 渋温泉外湯めぐり

9番湯「渋大湯」            上部写真はBIGLOBE温泉のHPからの借用です

 

街を一週しましたが、ひなびた情緒漂う温泉街です。

夜はもっと雰囲気がいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2015/02
01

岡山県で一番好きな「小森温泉」
秘湯めぐり

津山から、また岡山から約1時間。

吉備中央町の北部にある超レトロな湯治場です。

岡山藩主池田継政が整備し、多くの人に愛された歴史のある温泉です。

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玄関は無人。

そこからギシギシと音のなる廊下を30m程歩くと浴室の入口。

階下から娘さんが出てきて、料金600円を払いました。

このレトロな廊下には古硬貨、人形、剥製等が無造作に展示されています。

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小森温泉

写真はマップルから借用

4畳ほどのスペースの湯船は熱めとぬるめの二つに分けられています。

源泉28℃、アルカリ性単純温泉温泉(PH9.4)。

少しイオウ臭があり、肌がヌルヌルする上質なお湯です。

浴槽の縁には岡山の温泉ではほとんど見られない温泉成分の固形物が付いています。

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二つの建物の中央に焼谷川が流れ、浴室の小さい窓からは古い水車が見られます。

これは昔、湯元から引いたお湯を一段高い湯船に運ぶ役目をしていたそうです。

また建物の北側にはもう何十年前にも使われなくなったプール(3コース)があり、

賑わっていた当時がしのばれます。

ビックリするほどレトロですが、岡山県では一番好きな温泉です。

 

 


2015/01
05

黒川温泉「こうの湯」
秘湯めぐり

黒川温泉のはずれの高台にある湯宿です。

露天風呂へは宿泊棟からいったん外に出て、竹垣の道を歩きます。

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ここの名物は男性160cm、女性130cmの深さの立湯の露天風呂です。

身長177cmの私で、アゴまでの深さでした。

立湯自体が珍しいですが、全国的にもこれだけ深いのは珍しいでしょう。

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男性用立湯(深さ160cm)


2014/12
28

阿蘇白水温泉「竹の倉温泉」
秘湯めぐり

竹の倉は秘湯の宿とは言えないかもしれませんが、阿蘇の常宿にしています。

露天風呂付きの宿ですが、ネットなら13000円(最安値コース)と格安です。

南阿蘇の白水のR45号沿いでアクセスがよいため、いつもほぼ満室です。

この日は2組の外国の方が宿泊されていました。

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料理は好みによって鍋コース、懐石コース等と選択することができます。

熊本といえば馬刺しですが、私は苦手なので刺身に代えてもらいました。

海から離れているのに、びっくりするほど新鮮でした。

12品、すべて完食です。

夜食用にと9時頃、おにぎりが部屋に運ばれます。

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竹の皮に包まれた夜食用のおにぎり             朝食

 

露天風呂は阿蘇山の降灰のため、使用不可でしたが、部屋の風呂は24時間OK.

首までの深さの風呂で、ちょうどいい温度に設定されていました。

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使用不能の露天風呂         この長い廊下の先が宿泊棟

 

 

 

 


2014/12
25

霧島温泉「新燃荘」(鹿児島県)
秘湯めぐり

新燃荘は20年来、私の常宿です。

これまで色々な温泉に行きましたが、私の中ではベスト1の秘湯の宿です。

場所は霧島温泉からえびの高原に向かう標高920mのところにある一軒宿です。

 

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新燃岳の噴火のため立ち入り禁止が続いていましたが、その間に室内を改装されたそうです。

風呂は今まで通りです。

硫化水素泉の青みを帯びた白濁の湯。

全国には多くの濁り湯がありますが、酸性度が強くなく、さらっとした感じです。

この露店風呂に入るために丸々10時間かけてやって来たので計7回入りました。

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内湯                木をくりぬいた湯船の家族湯

3年前に経営者が変わり、室内の様子も食事もずいぶんおしゃれになりました。

食事処ではジャズの音楽が流れ、出来立ての料理がタイミングよく運ばれてきます。

名物だった黒砂糖で味付けした黒豚の角煮はありませんが、

すべてレストランで並ぶ料理のようです。

これが1泊7500円です。

お世話をしてくださるご主人はとても気さくな方です。

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夕食                   朝食

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露店風呂入口               ヤマメの養殖場

噴火前には年間5万人の来客(日帰り温泉客を含む)があったそうです。

この日は雪の影響もあっのでしょうか私たちを含んで3組でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2014/12
08

○○美女会忘年会  in鳥取
秘湯めぐり

久しぶりに、自称美女4人組、「○○女子会」の日帰り旅行に出かけました。

今回は鳥取県コース。

岩美町岩井温泉、鳥取駅前「銀ゆば」、八頭「ココガーデン」です。

 

一週間前から、インターネットで経路確認などしていたつもりでしたが、

またしても詰めの甘さが…。

秘湯の宿を楽しんでいただこうと思ったのに、岩井屋さんは午前中、立ち寄り客お断り!

(岩井屋さんは山陰では一番古い湯宿だそうで、大正ロマンの漂うレトロな「日本秘湯の宿」

に登録の古湯です)

界隈の旅館も全て朝10時といえば風呂の掃除時間でした…。

背戸の湯

そこで諦めて、近くの大衆浴場「ゆかむり館」へ。

それでもここは源泉かけ流し。

ちょっと熱めでしたが湯量の豊富な美しく優しいお湯を楽しみました。(310円)

 

ご近所のおばあちゃん達に教えていただいたお菓子屋さんに立ち寄りました。

予約しないと売れ切れてしまうほどの人気商品と聞いて、手焼きのしょうが煎餅を購入(700円)

最上稲荷のゆず煎餅も美味しいのですが、この煎餅はとても上品でやさしい味でした。

ショーケースの上に置かれた雑誌が気になり、手に取ると岩井温泉界隈の旅行記です。

千年の古湯というフレーズ。読み進めると、「伝統工芸士が作る干支」「切手にも採用されて

いる」とあります。

急ぎ駆け戻って「おぐら堂」さんの引き戸を開けると白髪の女性が絵筆を動かし、羊の玩具

に色つけをしているところでした。

ご主人が伝統工芸士でいらっしゃるということでしたが、あいにくご不在。お話が聞けたのに

残念でした。

ともあれ、来年の干支「未」を購入(1000円)年女の母のおみやげにしました。

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もちろん、すべて手作業ですから表情が豊かです。上目遣いが愛おしい。目があった子にしました。

 

次に向かったのは、鳥取駅前の「銀ゆば」あっさりと昼食を済ませて、デザートは八頭町ココガーデン。

以前、元職場の同僚と訪れ(もちろん美女グループ)一度ご案内したいと思っていた、スイーツのお店です。

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こんな田舎に!と思う程、オシャレなお店です。パンケーキが有名ですが、自家製のたまごをふんだんに使ってつくるケーキ類も絶品。

フレンチトーストを4人で分けて味わった後は、各々ご注文のケーキタイム。私はチーズケーキを頂きました。卵の美味しさをたっぷり味わえる逸品でした。

おたがいの注文品を少しずつ味わって大満足。(ちなみに卵御飯も美味しいらしく、すでに完売でした。)

春夏秋冬、季節を楽しみながら時間を過ごすことができるココガーデン。家族連れ、デートカップル、白髪美女グループ等たくさんの幸せ笑顔に溢れていました。(我が家からは1時間10分)

次回はリサーチ十分に。

 

 

 

 


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