- 2015/02
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岡山県で一番好きな「小森温泉」
秘湯めぐり
津山から、また岡山から約1時間。
吉備中央町の北部にある超レトロな湯治場です。
岡山藩主池田継政が整備し、多くの人に愛された歴史のある温泉です。
玄関は無人。
そこからギシギシと音のなる廊下を30m程歩くと浴室の入口。
階下から娘さんが出てきて、料金600円を払いました。
このレトロな廊下には古硬貨、人形、剥製等が無造作に展示されています。
写真はマップルから借用
4畳ほどのスペースの湯船は熱めとぬるめの二つに分けられています。
源泉28℃、アルカリ性単純温泉温泉(PH9.4)。
少しイオウ臭があり、肌がヌルヌルする上質なお湯です。
浴槽の縁には岡山の温泉ではほとんど見られない温泉成分の固形物が付いています。
二つの建物の中央に焼谷川が流れ、浴室の小さい窓からは古い水車が見られます。
これは昔、湯元から引いたお湯を一段高い湯船に運ぶ役目をしていたそうです。
また建物の北側にはもう何十年前にも使われなくなったプール(3コース)があり、
賑わっていた当時がしのばれます。
ビックリするほどレトロですが、岡山県では一番好きな温泉です。