農園ブログ

名山旅歩記

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2012/08
07

早池峰登山
名山旅歩記

ハヤチネウスユキソウと蛇紋岩で有名な東北の名峰「早池峰」(1917m)に登ってきました。今回は家中探したけど登山靴が見つからなかったため、ホームセンターで買った980円のズック靴での登山でした。勾配はけっこうきつく、登山道の蛇蛇岩は滑りやすいため、大変苦労しました。それでも魅力いっぱい5つ★の早池峰山でした。

 

2012年8月3日(金)

河原坊駐車場——–小田越登山口——–1合目———-3合目道標———5合目御金蔵

4:30    5:05    5:20    5:50     6:15

 

天狗のハシゴ場———剣ケ峰分岐———–早池峰山頂—————-頭垢離————河原坊駐車場

6:30      6:50   7:10  8:20  9:15     11:25

 

国定公園「早池峰登山」(小田越コース)

前夜の18時に河原坊ビジターセンターの駐車場に到着。50台も留まる駐車場には自分を含め2台だけ。うすゆき山荘(定員15名程度)は無料開放だが、今回も車中泊。ビールを飲んで睡魔を待つ。フロントガラスを網戸にするが、少々暑い。満月のためライトがなくてもトイレに行くことができる。1時を過ぎるとタオルケットでは寒い程になった。

4時起床。東北の夜明けは(岡山と比べ)早い。それでも西の空に満月が残っている。ビジターセンターの案内板を見て河原坊コースより勾配がきつくない小田越コースを選択。アスファルトの坂道を35分かけて小田越まで歩く。

小田越登山口にはすでに5,6人の登山者。ここには駐車場がないのでおそらく民宿の車で送ってもらったようだ。5時5分、登山開始。

最初の500m程はクマザサの中の木道。それからはトドマツの樹林帯が続く。

登り始めて15分で1合目到着。標識を見れば小田越から0.9km,山頂までは1.9kmとある。まだまだこれから。

1時間ほどトドマツの樹林帯を登りきると視界が開ける。見上げれば朝焼けの巨岩が姿を現す。見下ろせば見事に広がる雲海に朝日が輝いている。シャッターチャンスの連続で、なかなか先に進めない。

振り返ると薬師岳が雲海から頭半分、姿を見せる。

 

3合目の道標、5時50分。見上げる景色は岩の様子がどこかトムラウシに似ている。

 

6時15分、5合目御金蔵。このあたりはハイマツと岩とのコントラストがとてもきれい。

6時30分、天狗の滑り岩のハシゴ場。短い距離だが慎重に登る。

 

6時40分、8合目。

6時50分、剣ケ峰分岐。ここから山頂までは高度差のない稜線の湿地帯でお花畑になっている。山頂は目の前。

7時10分山頂到着。

山頂には避難小屋や早池峰神社奥宮の小さい祠があり、けっこう広い。快晴の山頂から、雲海を見下ろす。遥か西には岩手山が見える。さらにその後方には鳥海山。360度のパノラマ、正に至福の時。足元の雲が早く流れる。

先客はGさんという男性が1人だけ。Gさんに記念の写真を撮ってもらう。Gさんは東京から故郷の宮城に戻り、時間を作っては復興支援のボランティアを続けているとのこと。今回もガレキ処理をした後の登山だそうだ。頭が下がる。

しばらくすると人が増えてきた。この山は私のような年代が多い。夫婦連れも多い。

1時間があっという間に過ぎる。名残りは惜しかったが8時20分下山開始。ハヤチネウスユキクサやチングルマ等の花の撮影。登りより時間を取られる。

 

蛇紋岩が風化して滑りやすく、ズック靴にはきつい。一歩ずつ慎重に下る。奇岩「打石」9時15分。

コメガモリ沢の川に手をつけると冷たくて気持よい。だんだんガスってきて視界がなくなった。山登りはやはり夜明け共にスタートしなければもったいない。トドマツ林の中をひたすら河原坊目指して下る。

写真撮影に時間をとられ、11時25分、やっと河原坊到着。駐車場には出発時にはなかった車が20台ほど停まっていた。この後、北上山地を横断して宮古市に向かったがとんでもない山道だった。

 

 


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