- 2015/06
- 02
県民局主催「オーロラブラック研修会」
農園便り
美作地域くだもの王国地域推進隊研修会が
津山市上横野の鎌徳さんのほ場でありました。
岡山県のオリジナル品種のオーロラブラックの
知名度向上を目的に、津山をスタートに県下3ケ所で研修会を開催するそうです。
参加者は津山・真庭・勝英地区のJA,市町村、県民局、生産者で
およそ5,60人程はいたと思います。
マスコミも取材に来ていました。
立派なほ場でしたが、驚いたのは房の大きさです。
もう袋かけをしてもいい程です。
簡易テントなのに?
理由はこの後の園主の説明でわかりました。
メッシュとメッシュの間の天井部分にプチプチのシートを張り、
横はパオパオという透明シートで囲むそうです。
こうして保温を高めることで盆前に早出しができるそうです。
霜注意報が出る時にはストーブを焚くそうですが
必要経費を差し引いてもけっこうプラスになるそうです。
また花穂を3cm、3.5~4cm、4.5cmに整形した場合の
着色具合をみる実験もされていました。
<高品質生産のための栽培技術>
・樹勢が弱い品種なのでWH型ではなくH型に
・着色をよくするためには着果数、房の大きさを制限する。
・1枝の花がたくさん付くので丁寧な副梢管理を
・果粒が密になりやすいので摘粒はやや早めに
・花穂整形は3.5~4cm
・脱粒しにくいので長距離輸送に適する
・ピオーネより早出しができ、遅くまで出荷できる