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2015/02
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作州黒枝豆推進大会
農園便り

昨日、JA勝英の勝央支店で開かれた作州黒枝豆の栽培研修会に行きました。

2Fの大研修室に用意された席(約60)がほとんど埋まっていました。

枝豆の研修会でしたが、育て方(黒豆)は同じなので、自分の栽培メモとして研修内容をまと

めました。

 

1.たい肥で地力を高める

・牛ふんたい肥なら1反(10a)当たり、2~3トンを施用。

・10aで300kgの収量を得るために必要な窒素量は27kg。この量を根粒だけではま

かなえない。

・連作すると土壌窒素肥沃度が低下し、収量も低下する。

・堆肥が使用できない田では、凝縮堆肥「新ふりかけ堆肥ECO」(朝日工業KK)を10a当た

り3~5袋(20kg入)を撒く。

2、干ばつ時のかん水

・花が咲いたり莢(さや)が大きくなる8月~9月で、雨が7日以上降らない時

土が白く乾いていたら 、早朝か夕方、畦間冠水をする。

・滞水時間は長くすると、根が傷む。水尻を開け、短時間でほ場全体に走り水で行き渡らせ

る。

3、防除(虫食い対策)を4~5回

・自家播種した種は使わず、全量種子更新し、クレーザーMAXXの種子塗沫を行う。

・茶シミ病の原因はアブラムシが媒介するウイルス病。

虫食いはフタスジヒメハムシとマメシンクイガ。

 

播種前      クルーザーMAXX     アブラムシ・フタスジ・茎疫病

7月中~下旬   アディオン乳剤      アブラムシ      

8月中旬     スミチオン乳剤      アブラムシ    

8月下旬     トレボン乳剤       フタスジ・マメシンクイガ

9月上~中旬   スタークル顆粒水溶剤   フタスジ

9月中旬     ダントツ水溶剤      アブラムシ・フタスジ・(マメシンクイガ)

 

4、その他

・枝豆なら防虫ネットをかける(9月末まで)と茶シミ莢と虫食いが減る。

・7月10日頃に2度目の播種を行うと、茶シミ発生を抑制し、遅出しで出荷期間を延長で

きる。

・大豆圃場の難防除雑草には一部に塗布するだけで枯死させる「パクパクPK89」が効果

的。

 


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