昨日、JA勝英の勝央支店で開かれた作州黒枝豆の栽培研修会に行きました。
2Fの大研修室に用意された席(約60)がほとんど埋まっていました。
枝豆の研修会でしたが、育て方(黒豆)は同じなので、自分の栽培メモとして研修内容をまと
めました。
1.たい肥で地力を高める
・牛ふんたい肥なら1反(10a)当たり、2~3トンを施用。
・10aで300kgの収量を得るために必要な窒素量は27kg。この量を根粒だけではま
・かなえない。
・連作すると土壌窒素肥沃度が低下し、収量も低下する。
・堆肥が使用できない田では、凝縮堆肥「新ふりかけ堆肥ECO」(朝日工業KK)を10a当た
・り3~5袋(20kg入)を撒く。
2、干ばつ時のかん水
・花が咲いたり莢(さや)が大きくなる8月~9月で、雨が7日以上降らない時、
・土が白く乾いていたら 、早朝か夕方、畦間冠水をする。
・滞水時間は長くすると、根が傷む。水尻を開け、短時間でほ場全体に走り水で行き渡らせ
・る。
3、防除(虫食い対策)を4~5回
・自家播種した種は使わず、全量種子更新し、クレーザーMAXXの種子塗沫を行う。
・茶シミ病の原因はアブラムシが媒介するウイルス病。
・虫食いはフタスジヒメハムシとマメシンクイガ。
播種前 クルーザーMAXX アブラムシ・フタスジ・茎疫病
7月中~下旬 アディオン乳剤 アブラムシ
8月中旬 スミチオン乳剤 アブラムシ
8月下旬 トレボン乳剤 フタスジ・マメシンクイガ
9月上~中旬 スタークル顆粒水溶剤 フタスジ
9月中旬 ダントツ水溶剤 アブラムシ・フタスジ・(マメシンクイガ)
4、その他
・枝豆なら防虫ネットをかける(9月末まで)と茶シミ莢と虫食いが減る。
・7月10日頃に2度目の播種を行うと、茶シミ発生を抑制し、遅出しで出荷期間を延長で
・きる。
・大豆圃場の難防除雑草には一部に塗布するだけで枯死させる「パクパクPK89」が効果
・的。