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2015/04
02

庭木の松が赤くなるのは「葉ふるい病」でした
農園便り

松の葉が半分ほど赤くなっていくのを、美作県民局農林水産事業部に相談していたところ

サンプルを持ち帰り、顕微鏡で調べて下さいました。

判定は「葉ふるい病」だそうです。

(松葉枯病には赤斑葉枯病、褐斑葉枯病、葉ふるい病があるそうです)

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「これは剪定を行う庭木におきる病気で、山に自生している松はなりません。赤くなった葉先

から胞子が飛び、被害を拡大していく。一番いいのは1年、剪定を休むことです。」

と前置きをした上で対策を教えて下さいました。

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<対策>

赤くなっている葉をむしり、焼却する。

病気の元を取り除くこと。新芽は残す。

緩効性肥料(菜種かす)を与え、木を元気にする。

方法は根元にしょうせんのようなもので穴を開け、その中に肥料を入れる。

穴は5、6カ所。また、活力剤(樹幹注入剤グリンガード)を注入するのもよい。

地衣類(コケ)が付いているというのは木が弱っていること。

コケをむしり取らなくても木が元気になればコケは自然に落ちる。

病害防除剤の散布

葉枯が進行している時期(春~秋)に銅水溶液を(動噴機で)2週間おきに散布する。

キノンドー水和剤40(有機銅)

 ドウグリン(マンネル剤)

 

<結論>

もう一度、剪定するのは面倒臭いので、緩効性肥料病害防除剤の2つをしようと思います。

 

 

 

 


“庭木の松が赤くなるのは「葉ふるい病」でした” への1件のコメント

  1. nobuko より:

     詳しく教えて頂きありがとうございました。
    写真を見るとかなり赤くなっているようですね。
    わが家のとは少し違ったのかも知れません・・。
    県民局に相談すると調べてもらえたり対策を教えてもらえるんですね。勉強になりました。
    2週間おきに薬剤散布をするのは大変ですが、松が元気になるならするしかないですね。私も最初は噴霧器を使って殺菌剤を撒いていましたが大変なので今は根元に粒剤を撒いて根から吸わせる方法で病気予防をしています。これは五葉松の青虫用だったかも知れませんが、同じように他の松にも撒いています。
    何かと手のかかる松ですが、元気になってくれると良いですね。
    又経過報告をお願いします。

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