佐桑農園（サクワノウエン）

諸事情により全ての注文を中止させていただいております。

販売再開のメドがたちましたら改めてご連絡させていただきます。

ご迷惑をおかけいたします。

園主代理

<シャインマスカット＞

今年は７月の予約開始からどんどん予約が入り、

気が付けばシャインは残り四分の一程になりました。

家庭用はすでに予約一時停止にしていますが、

特選贈答用（４房入り）もあと２０箱とさせていただきます。

９月上旬から収穫を始めますが、中旬には残りの見通しが立つと思います。

その時、余裕があるようでしたら、早めに販売を再開させていただきます。

＜藤稔＞

藤稔も残り三分の一程になりました。

家庭用もたくさんご注文を頂きましたが、絶対数が少ないため、

ここで予約受付を停止させていただきます。

台風のため去年より１日遅いオープンです。

場所は旧勝北町と津山市の境、JA直売所「ほほえみ彩菜」の東１００ｍ、

R５３号線沿い旧勝北町総合公園入口前です。

中鉄バス「杉宮」のすぐ隣で、もう２０数年、この場所を貸してもらっています。

テントを立てる前　　　　　　　　　　　　　　直売所全景

昨日、テントを立てていたら早速、今年最初のお客様です。

近くの会社にお勤めのFさん、もう常連の方です。

まだ、商品を持ってきていなかったので

藤稔とシャインを予約して帰られました。

今日は藤稔、ブラックビート、オーロラブラックを持って行きました。

オーロラは初収穫です。

今は試験オープン。

販売時間９：００～１２：００のプレオープンです。

売り子さんをお願いしての本格オープンは９月１日からです。

９月を前に今年はすでにぶどうの最盛期を迎えようとしています。

去年はビックリしましたが「ぶどう泥棒」の被害にあいました。

朝、ぶどう園に行くと、収穫前のオーロラブラックが一通り、全く房がありません。

何？・・・。

最初は状況がつかめませんでした。

まさか、うちが・・・。

やられました、ぶどう泥棒です。

夜間に軽トラックで来て、ごっそり持っていったようです。

これまで防犯については、全く無防備でした。

そこで入口二つには鎖を張り、夜間はその前に車を停め、中に入れなくしました。

また、警察からの指導があり、

防犯カメラを設置している看板を道路からよく見える所に立てました。

園内には人の動きを感知すると、自動的に点灯する照明も取り付けました。

毎年、同様の被害があり、警察も重点的にパトロールをしてくれるそうです。

ぶどう園で寝泊まりする訳もいかず、

これでやられたら、もうしょうがありません。

瀬戸ジャイアンツは縦に切ると桃のような形をしており、

岡山県では「桃太郎」としても販売されています。

生産量の７５％が岡山産です。

種なしで皮が薄く、皮ごと食べることもできます。

落ち着いた甘さの爽やかなぶどうです。

消費者にとって大人気のぶどうですが、

生産者にとってこれほど栽培しにくい品種はありません。

若い枝は風に吹かれても折れてしまう程、デリケートです。

枝の誘引の際も折れやすいので、前日、撚枝といってひねって折れにくくします。

房に傷をつけないよう手袋をはめて摘粒作業をされる人もいます。

粒間引きはたくさんの粒に気が遠くなります。

雨を嫌うため、年中テントをかけていますが、

葉っぱにうどんこ病、べど病といった病気が出るのは

まず瀬戸ジャイアンツです。

（作りやすいシャインの登場により、瀬戸の生産量は毎年減少しています。）

今年、軟化前に枝先を切ったり、脇芽を取る等、枝をつつき過ぎて、

粒に茶色な凹みができる生理障害を起こさせてしまいました。

恥ずかしいことですが、栽培技術の失敗です。

そのため、どれだけ特産贈答用を用意できるかわからず、

５０箱限定の措置をとらせてもらいました。

今日、いくつかの袋をはぐって様子を確認したところ、

心配しているほどのことは無かったので、

特選贈答用も通常通り、予約を受けさせてもらいます。

尚、当園では６本を栽培していますが、去年は９月２０日過ぎには完売しましたので

瀬戸のご予約もお早目にお願いします。

去年、９月になってシャイン、瀬戸の注文が急増し

注文は受けたものの果たして残数があるかどうか、

心配で何度も園に行って数えるようなことがありました。

（余分を多めにみているのですが、もしかして・・・？）

笑い話のようですが、気になって数日、眠れませんでした。

去年は過剰予約にならないよう、シーズン途中２度、予約を一時ストップし、

房数の残数を確認しました。

なんとかご予約頂いた方にはお送りすることができましたが、

一時予約ストップしたため、お待ち頂いた方には大変ご迷惑をおかけしました。

農協に出荷するのなら、その日に収穫した分だけ持って行けばいいのですが

ネット販売の場合はオーバーブッキングにならないよう残数と予約数の確認に大変気を使いま

す。

生ものですので、袋をはぐってみないと、使い物になるかどうかわかりません。

あてにして残しておいた房が良型のものでない場合もあります。

この去年の反省から、園の全部の房を数え、エクセルによる残数が表示される管理システムを

作りました。

製作者はこのホームページを作った息子です。

出荷した数を打ち込むと、自動的に残数が出ます。

過剰予約防止のカウントダウンシステムです。

また念のために、実際にぶどうの房に色テープ（赤、黄、白）を吊り下げました。

三色それぞれ５０房ずつで、赤色になるとラスト５０房ということがわかります。

PCによる管理システムに比べれば、なんとマニュアルなことか。

という二重チェックで今年は少し心配なしに予約が受けられます。

ブラックビートの家庭用は予約がいっぱいになりました。

藤稔は現在３割ほど収穫を終えましたが、直売所がオープンすると

一気になくなります。ご予約はお早目に。

収穫３日目。

今日は主に藤稔を出荷しました。

３時過ぎには集配の車がやって来るので今日はなかなか忙しかったです。

本園の集配は「ゆうパック」を利用しています。

いろいろな宅配業者がありますが、ここが一番、料金が安いです。

この夏、ゆうパックの一般利用者の郵送料はビックリするほど高くなりましたが、

私たち農園等の業者用の料金は据え置きということで安心しました。

本園（岡山県）からだと中国地方は勿論ですが、四国、九州方面への発送が

断然お得です。

どういう料金体系をしているのかわかりませんが、どちらも近畿と同じ４４２円です。

隣県の兵庫と鹿児島(７００km）が同一です。

今日はいきなり「東京都御蔵島」、「沖縄県宮古島」行きがありましたが、

離島のため特別割り増し料金がとられるのかと思いましたが

ラッキーなことに通常の料金でした。

流石、郵政省です。

収穫２日目。

長く待っていただいた方から順に発送しています。

特選贈答用２kg箱は箱の重さを加えて２．３kgあればいいのですが、

藤稔にいたってはどれも２．７～２，８kgあります。

中には３kgのものもあり、３割増量です。

４房をうまく箱に詰めるのに苦労をします。

超ド級！　３キロ越えの佐桑農園「藤稔特選用」です。

何百房に一つ、ハート形をしたぶどうの粒に出会います。

それは２つの粒が引っ付いたものですが、ちょうどハートの形をしているので

勝手に「幸せのぶどう」と呼んでいます。（秘かに）

本当は奇形として粒まびきの段階で摘み取っておかなければならないものですが、

あえて残しています。

今日、今年第１号を藤稔の房の中から見つけました。

この佐桑農園「幸せのぶどう第１号」は土佐山田市に行くことになりました。

（注文者は何も思わないで食べられると思いますが・・・。でもハッピー！）

どれが「ハートの粒」（幸せのぶどう）かわかるでしょうか？　

いよいよ今日から出荷です。

トップランナーはブラックビートと藤稔。

ブラックビートはどれもよく熟しているので

片っ端から収穫しました。

藤稔も色づきがいいのですが、１房ずつ確認して取っています。

それにしても、家業のぶどう園を引き継いで５年目になりますが、

今年の出来が一番です。

天気に恵まれたのと、房数を思い切って減らしたのが良かったようです。

ずらりと並んだブラックビート

昨日のＫさんに続いて、今日も神戸のＭさんが

「ネットを見て来た。」と当園に立ち寄って下さいました。

ネットの力は大きいですね。

毎年、津山市杉宮の空き地を借りて直売所をオープンさせていますが

台風が近づいているので、ここでの販売は２６日になると思います。

甘味が強く、皮ごと食べられる、超プレミアなぶどうとして

今やぶどう界のチャンピオンです。

去年、シャインをはじめて食べられた方は

「一度この味を知ったら、なかなか他のぶどうに目が向かないな。」と

言われていましたが納得です。

９月下旬には糖度が２０度を越え、糖度計では測定不能になります。

爽やかな甘さが好まれているようで

特に子どもさんには超人気です。

岡山県のシャインの栽培面積は年ごとに拡大しています。

現在、苗はどこでも購入できますが、５年前はなかなか入手困難でした。

なんとか８本確保し、植えてはみたものの、

当時は知名度がなく、果たして買ってもらえるだろうかと心配しましたが

その心配は全く無用でした。

リピーターも続出。

ネット販売では本園一番人気のぶどうとなり、去年は９月２０日には早々と完売しました。

昨年度、北は北海道から南は石垣島まで配送しました。

岡山では瀬戸ジャイアンツを「桃太郎」とも言いますが

シャインは「晴王」というブランドで販売されています。

ピオーネ、オーロラブラック、シャインマスカットは岡山県の３代推奨品種です。

シャインマスカットの家庭用は量が少ない上に、注文が殺到し、現在、予約をストップしてい

ます。

本格的に収穫を始める９月中旬になれば、いくらかご用意できるかと思います。