農園ブログ

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2013/10
31

ビオラ・パンジー苗1000ポット植え
農園便り

11月を前に、8月下旬に種をまいたビオラ・パンジーを裏山ガーデンや鉢に植えました。市販の苗は花が咲くほどになっていますが、自家で蒔種した苗はやっと根がはり出した程度のものです。それでも春には遜色がなく、花をつけます。まず最初に鉢に植えました。今年は1500ポットの苗を作りました。残りの500ポットは生育が今一つなので、温室に入れ、大きくしてから植えることにします。

次は花壇の植え付けです。開いたスペースがあればどんなに小さくても植えました。1000ポットとなると1日では無理で明日もこの続きをします。

 


2013/10
30

ユンボでイモ掘り
農園便り

今年は毎年植えていた「鳴門金時」に加えて「安納イモ」を植えました。イモ挿しが遅かったので、今日、掘ることにしました。まずは鎌でツルを切り取り、黒マルチをはがします。イモ掘りはきつい作業なので我が家ではユンボを使います。掘り上げると大きいイモが入っていました。安納イモは焼いもにすると、ねっとりと甘味の強いイモです。焼きもには大きすぎました。やはり10月初旬がいいようです。

 

掘り上げたイモはしばらく陰干しして貯蔵します。

 


2013/10
27

ちょいと北岳 ひとつかみ「甲斐駒ケ岳登山」
名山旅歩記

 

昨日26日(土)9時、今年最後の縦走、荒川三山を目指して出発しました。悪沢岳は日本で6位、赤石岳7位、荒川岳13位の高山です。インターネットで登山計画を十分研究し、この縦走をするにはもう今年しかないと決意して、8時間かけて静岡の井川湖の手前まできた時です。ひょっとして台風28号の影響で林道が山崩れで通行止めになっていないか気になり、東海フォレストサービスに電話しました。すると、なんと山小屋を閉めたそうです。ジェジェジェ!です。インターネットではⅠ1月4日までとなっていたのに。こんな山奥まで来て今更そんな・・・。意気消沈とはこのことです。

それでも折角、ここまで来たのでどこかに登って帰ることにしました。北アルプスの山小屋はまだやっているでしょうが、ここからは遥か彼方・・・。そこでここからそれでも近い甲斐駒ケ岳に登ることにしました。とは言っても静岡から赤石三脈をぐるりと回り、反対側の長野まで行かなければなりません。登山口の戸台に着いたのは21時30分でした。12時間のロングドライブになってしまいました。

長野の山中の車中泊は布団をかぶっていても寒かったです。2時、場所取りのため、ザックをバス乗り場のベンチに置きにいくと、空には恐ろしい程の星の数。目の悪い私でもオリオン座の星雲が見えるほどでした。今月までオリオン流星群が見えるというでしばらく眺めていました。それから車に戻って布団に入りましたが、朝まで全然眠れませんでした。

 

<行 程>

戸台口ーーー 北沢峠ーーー北沢駒仙小屋ーーー仙水小屋ーーー仙水峠

6:00       7:00      7:10          7:30        8:00

駒津峰ーーー六万石コルーーー魔利支天分岐ーーー山頂ーーー駒津峰ーーー双児山

10:00      10:50         11:20       11:40   13:10    14:00

北沢峠

15:00

 

 

10月27日(日)

6時、戸台発。バスは満員で臨時が出た。車窓から鋸岳下の見事なカラマツの紅葉が見えた。1時間で北沢峠着。すぐさま登山開始。

  

峠から10分程下り、北沢駒仙小屋へ。ここは予約が必要だそうだ。そこから1時間は北沢沿いの緩やかな登り。昨日、台風28号の雨で増水しただろうに、水は透き通っている。

  

何度か沢を渡り、30分ほど坂道を登ると仙水小屋。シーズンも終わり、無人。蛇口の下に置かれたバケツの水は凍っていた。

  

コメツガ、シラビソの樹林帯をしばらく登ると露岩帯の斜面が現れた。おびただしい数の岩群。岩の上を30分ほど歩くと眼前に豪快な魔利支天が姿を現した。これまで不思議な山だなと、遠くから眺めているだけだったあの魔利支天が目の前にあった。。

 

さらに30分ほど歩くと仙水峠。ここは栗沢山と駒津峰の鞍部で、振り返れば千丈岳が望まれる。

  

  

休憩もそこそこに出発。そこからはダテカンバ、ハイマツのきつい登山道、森林限界に近づく。山小屋2泊用にと持って来たザック(水・食料)は重く、どんどん後発の人に抜かれていく。曜日のせいか、この山のせいか、私のようなシニアは見られず、若い山ボーイ、山ガールばかりである。みんな元気がよい。

仙水峠から駒津峰までは標高差500mの眺望のない心臓破りの坂道が続いた。ヨタヨタと1時間半かかってやっと駒津峰に到着した。

ついにドカンと豪快な甲斐駒が目の前に姿を現した。3週間前に北岳から眺めた甲斐駒が今、目の前にある。どこから見てもすぐ甲斐駒とわかる白く輝く孤高の岩峰ピラミッド、そしてあの魔利支天。展望もよく、南・中央アルプスもよく見えた。

 

  

ここで昼食休憩。ザックからパンを取り出すと、気圧の関係で袋がパンパン。これが本当のパン(ダジャレ)。

圧倒されそうな甲斐駒を前にして、重いザックはここにデポし、ポシェットに軽食を入れ、ペットボトルとカメラだけ持って登ることにした。

  

六方石を抜け、アップダウンのある狭い尾根道を20分程進む。尾根は風が強い。

直下の六万石のコルから甲斐駒を見上げる。正面は切り立った岩、右手は風化した花こう岩の砂山。全体が一望できるが、どこに登山道があるのかわからない。人が登るのを拒んでいるようにさえ見える。あまりの険しさに尻ごみして引き返そうかと思ったほどだった。前のパーティーのリーダーの声が聞こえてきた。場所を指さしながら、「あれが直攀ルート。それから右に目をやると中腹に人の姿が見えるでしょう。あれが魔利支天コース。10日程前に熊が出たという情報があります。」等と説明していた。なるほどよく見ると、何人かの人が壁にへばりついている。直攀ルートの先は見えないが、魔利支天ルートは人の姿で登山道があることがわかった。なにぶん、突然の甲斐駒登山になってしまったので、地図もなければ情報もなし。7時間コースと言うだけでここまで登ってきた。

前のパーティは岩稜直攀を選択したので、「よし自分も」とついて行くことにした。しかし、2,30m程登ってすぐこの選択は間違っていたことがわかった。私には無理。右の魔利支天への巻き道コースに変更した。

岩稜を直接登る直攀ルート(後で調べると主に積雪期のみに利用されている難しいコースのようだった)

魔利支天ルートはザレ場の急な坂道だった。登りはいいとしても花崗岩の砂礫は滑りやすく、下りはかなり神経を使いそう。急斜面を1時間程登ると魔利支天分岐。燕岳にあったような花崗岩のモニュメントがいくつか並んでいた。山頂はかなり下から見えていたが、そこまでがけっこう遠い。途中、岩の隙間につららがあった。北沢峠の温度計は0℃だったし、尾根道はうっすら雪が覆っていた。山の上はもう初冬である。

  

うっすらと雪化粧をした登山道     たれ下がったつらら

自然が作った花崗岩のモニュメント

 

六万石のコルから、1時間30分、やっと山頂到着。広い頂きには石の社があり、不動明王が祭られていた。他の山とちがい、昔、甲斐駒が信仰の対象となっていたのがよくわかる。

  

  

山頂は台風一過の青空が広がり、360度のパノラマ。南には鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクがはっきりみえる。その向こうには富士山の頭がのぞいていた。右 に目をやると3週間前に登った北岳、間ノ岳。さらに西に目を向けると南アルプスの山々。北には八ヶ岳、そして少しだけ諏訪湖も見えた。北アルプスは日本海 側の天気が悪く、あいにく雲に覆われていた。

鳳凰三山の向こうに富士の頭

 

12時下山開始。帰りは駒津峰から双児山を越え北沢峠に降りるコースにした。

 

駒津峰をしばらく下って振り返れば甲斐駒が雪山のようにさらに白く見えた。下ってきた登山道もよく見えた。

右手に見られた鋸岳は勾配がきつく、その名の通り、稜線がノコギリ状で、谷は崩落が続いているのがよくわかる。これを登る人がいるのが信じられない。

シラビソの原生林のジグザグコースはとても長く感じられた。膝への負担が大きい。それでも一気に駆け下り、なんとか、3時のバスに間に合うことができた。林道から見える甲斐駒、鋸岳の紅葉はそれは見事の一言。花崗岩の白とダテカンバの黄色、シラビソのオレンジのコントラストは他に見られない。何人もの人達が北沢峠までバスで行き、手前の歌宿あたりまでハイキングを楽しんでいた。(バス停でなくてもどこでも帰りのバスに拾ってもらえる。)

  

バスを降り、戸台駐車場に向かう登山者達

愛車のドアを開け、登山靴をサンダルに履き替える。こらが一番ほっとする瞬間。

いつもなら隣りの仙流荘の温泉に入ってから帰るのだが、時間がないのですぐ出発。8時間の登山の後は、これから自宅まで8時間の運転。岡山からの日帰り登山はけっこうきつい。

日曜日の中央道は行楽帰りの車でいつも小牧までが渋滞する。途中、きしめんを食べただけで今回もノンストップで運転。家に着いたのは11時10分。ETC休日割引で4850円。今回は日帰りだったので山小屋宿泊料金なし。それにしても今回は疲れた~。

PS   今回は1.5kgの減量に成功。

 

 

 


2013/10
27

県北合唱フェスティバル
農園便り

園主、帰途に着く。

予定変更で現在多治見あたり。

渋滞に巻き込まれたらしく、帰宅は深夜になりそう。

おもしろい話が聞けそうな予感。

私のもう一つの趣味は昨年から始めたコーラス

十八名のお仲間に入れて頂き週1で声を出しています。

大きな声には自信があり、カラオケもそこそこ。軽々しく入団したのですが・・・・・。

お仲間に励まされて今日の日を迎えることができました。

県北合唱フェスティバルが開催され、私もステージに上がったのです!

前日から舞台衣装(ピンクのラメドレスやロングスカーフ)を用意し気分は修学旅行前夜。

当日、おばさん達はバスの中で歌ったり、しゃべったり。(練習ですよ)

会場は重要文化財にもなっている旧遷喬小学校の隣りに位置するエスパスホール。

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エスパス南面

懐かしい方にもお会いできました。

どのコーラスも素敵でしたが、私の印象に残ったのは、美咲町を中心に活動されている「月の輪合唱団」

3歳ぐらいのかわいいお嬢ちゃんから白髪の男性まで幅広い年齢層の方々が「WE ❤ERTH」と書かれたTシャツを来て「ひょっこりひょうたん島」や「ビリーブ」を歌って下さいました。また、大人だけの「その夏を教えて」は3拍子のリズムが心地よく楽しませていただきました。

なかでも、杖をついて歌っていらっしゃる老婦人が素敵。しゃんと立って、表情豊かに楽しげに見えました。

目標がまたひとつ。あの方のように年を重ねたい。

最後に、私達の指導者。鈴木英子先生。

県北合唱団協議会の会長でいらっしゃいますが、その指揮にあらためて感動させられました。

身体全体で歌っていらっしゃる、手、腕の動きのなんと優雅なこと。美しく力強い動き。指の先から音楽が流れ会場を包んで行く。誠に美しく魅了させられました。

「あそこがユニクロじゃがな。あそこが・・・」

帰りのバスの中も修学旅行のよう。

元気なおばさん達の一日が終わりました。


2013/10
26

花美人の里(女子?力アップ)
農園便り

園主 登山中

なにやら予定変更

顛末は後日報告

ということで私が。

台風が心配された女子?会が予定通りできました。

美作三湯の一つ奥津温泉にある花美人の里へ行き女子力アップ。(?)

まずは「花工房」

和布の作品やスワロフスキーという北欧のガラス作品、ベンガラ染や竹の彫刻等さまざまな手づくり作品に出会うことができました。

私の大好きなさをりも。(ちなみに奥のハンガーにかかっているのが私の作品です。)

次は温泉、ゆったりと朝風呂を楽しみ、ちょっと早めのランチへ。

ちかくの「ふるさと物産館」へ

評判を聞き一度行ってみたいと思っていたバイキング料理です。

噂にたがわずナイスです。

地元野菜をふんだんに使った料理。肩の凝らない、身体にやさしい家庭料理がたくさん。

センターにはいろりに自在カギ。大きなお鍋に味噌汁が。

おばあちゃん家を思い出しました。

おかわりを振り返ってびっくり。全席お客さん。外の待合にも行列が!

(11時には到着することをおすすめします。)

冷たい風の吹く広場では、地元の方々が手づくりの串物や季節のあわし柿などを売っていらっしゃいました。

私は「松茸の炊き込みご飯」と「も貝の佃煮」を買い、おじいちゃん、おばあちゃんのおみやげとしました。

最後はオシャレなお菓子やさん。

かわいいケーキがたくさん並んでいました。

外観もすっきりして素敵です。

おいしいもの大好きな方必見です。

「WAKANA」wakana.e-tsuyama.com/

WAKANA

9時に出発して解散は午後1時

充実した女子会でした。(笑顔!)

次回は八頭町のココガーデン。

パンケーキが評判のお店です。

 

 


2013/10
24

1ケ月のサラリーマン生活終了、登山計画(荒川三山)作成中
農園便り

10月の始めから元職に戻り、1ケ月のサラリーマン生活をしていましたが、本日で無事終了。山登りの計画を進めています。10月下旬の山は雪こそないですが、もう冬山です。

今回は南アルプスの悪沢岳~荒川岳~赤石岳の縦走プランを考えています。山小屋情報によると今年は寒くなるのが早く、山小屋を閉めるのが1週間早まりました(11月3日)。タイムリミットはこの1週間です。台風がグズグズするようだと断念しなければなりません。悪沢岳(静岡県)は日本で6番目、赤石岳は7番目、荒川岳は13番目に高い山です。特に2日目の縦走はアップダウンの多い11時間の山登りなので、少しびびっています。この1週間がラストチャンスです。

山の麓まで行くのに9時間もかかりますが、なんとか登りたいと思っています。


2013/10
20

父隆雄の「米寿を祝う会」in 季譜の里
農園便り

父、隆雄がこの10月24日で米寿を迎えます。それを祝う米寿の会を湯郷温泉「季譜の里」で行いました。参加メンバーは兄弟や孫達のごくごく内輪の16人です。

全員で記念写真を撮った後、簡単なセレモニーとプレゼントの贈呈。その後はアトラクションでした。甥のMは松山千春の「生命」を歌い、エレキ演奏を披露しました。私達夫婦は私のギター伴奏で妻が「この世の花」(島倉千代子)と「いつでも夢を」を歌いました。演歌の伴奏も妻と一緒の演奏も初めてですが、なんとか弾き終えるごとができました。その後は昔の写真のスライドショーとビンゴゲームでした。3日がかりで準備をしていたこの会ですが、父の孫達が盛り上げてくれて3時間があっという間に過ぎました。

 

 

  

 

 


2013/10
17

今年最後のモミ擦り
農園便り

晩成のキヌヒカリのモミ擦りをしました。

今年は乾燥機を大きくしたので一度に20俵分は乾燥できます。乾燥時間は約8時間、乾燥機にモミを張りこみ、夕方灯油ボイラーのスイッチを入れておくと朝には乾いています。水分含有率はぴったし15%になっています。乾燥させたモミはモミ置き場に集めておいて(5反分)、一気にモミ擦りをします。

モミ擦り機は去年、新しい機械を購入したので、これまでのものとスピードが全然ちがいます。5反分のモミを9時から始めて1時には全部終了しました。これまでの2倍以上の速さです。今年も出来ががよく、5反で53俵ありました。

倉庫に1晩だけ保管し、次の日には米穀業者さんに売り渡しました。今年は1俵1万1500円です。去年より価格が下がりました。保有米は除いても53俵×11500円=約60万円の収入です。しかし、これから乾燥機代、肥料代等を差し引くとほとんど残りません。それどころか今年は谷上げ機80万円を購入したので大赤字です。これで田植え機、コンバイン、トラクターでも壊れようものなら、何のために働いているのかわかりません。機械貧乏です。米は自分で作るより、購入した方がずっと安い時代です。これで米がTPPの聖域から外れることになったりすると、もう誰も米は作らなくなります。農業は趣味程度でないとやっていけません。


2013/10
16

台風26号 & 広戸風
農園便り

季節はずれの台風26号が足早に日本列島を駆け抜けました。台風の中心が東の方を通るので気にもかけていませんでしたが、今年最大の台風ということで、西日本にも暴風警報が出る等、けっこう大荒れでした。四国沖をかすめるように通過したので、美作地方には広戸風が吹きました。ニュースによると瞬間風速が36mだったそうです。一番、風、雨ともひどかったのが午前2時頃でした。今日は一日中、風が強かったです。

我が家はぶどうも米も収穫を終わっていたので、農作物の被害はありませんでした。1本木が倒れ、果樹(スモモ、リンゴ、カリン)の葉が吹きちぎられている程度でした。ブルーベリーの鉢が10数個、風で倒されていました。すべて南に向いて倒れているので広戸風の仕業です。

 


2013/10
15

「百年アベの木」伐採
農園便り

家の裏にあって百年以上、屋敷林として広戸風から家を守っていてくれたアベの大木が去年、枯れてしまいした。残念ですが、放っておくと危ないので切ることにしました。なにぶん、30m以上もある大木なので、周囲を草刈り機で雑木を切り払い、倒す場所を考えながら、慎重にチェンソーを使いました。桧や杉とは違い、固さが違います。

やがてメキメキメキと大きな音を立てて倒れました。計算通り方向に倒すことができました。年輪を数えてみると、はっきりわかるだけでも100以上です。

ここ10年でこのクラスのアベの木が5本倒れました。そのうち台風により倒れたものが2本、あとは寿命のようです。それでもあと4本、今なお屋敷林として風にも負けず、天を衝いて枝を伸ばしています。これだけのアベの大木は珍しいと思います。切り倒したアベの木はすこし仕事が暇になったら短く切って、裏山ガーデンのモニュメントにしようと思っています。

枯れて1年経つので、樹にはいろいろなキノコが生えていました。勿論、食べられません。