農園ブログ

2013/07
26

雲上の散策「大雪山縦走」(黒岳~北海岳~白雲岳~赤岳~銀泉台)
名山旅歩記

一昨年に続いての大雪山縦走です。前回は黒岳石室に泊まり、旭岳への縦走コースでしたが、今回は日程の都合で黒岳~銀泉台の日帰りコースです。高山植物いっぱいの日本一の雲上散策でした。

 

2013年7月19日(金)

層雲峡ロープェー—–リフト——黒岳登山口——-黒岳——黒岳石室——

6:00                        6:20           6:30            7:40         8:00

—-北海岳——白雲分岐——–赤岳——コマクサ平———-銀泉台

9:45      10:50     11:30          12:40           13:50

 

温泉街のセブンイレブンで食料を仕入れ、層雲峡ロープェー駐車場で車中泊。

5時起床、身支度を整えてロープェー乗り場へ。階段を上がると、もう10人余りの登山者がベンチに座っていた。チケット売り場が開いたのは始発便の15分前。片道 チケット(1000円)を購入し、列に並ぶ。6時始発のゴンドラはほぼ満員(定員は100人)。自分もそうだが、ほとんどがシルバー世代。

登り始めは雲に覆わ れていたが終着駅付近で雲が切れ、一瞬のうちに青空が現れた。ゴンドラの乗客から一斉に「オオウ!」と歓声が上がる。下界は曇っていても山の上は別世界。正に雲上の世界。

 

終着駅から5分ほど歩いてペア―リフト乗り 場へ。リフト(片道600円)は5分ほどで黒岳登山口に到着。

  

6時30分いよいよ登山開始。この登山道はよく整備されており、黒岳山頂まで一気に登ることができる。空は澄み渡り、途中のまねきネコ岩も良く見える。本当に山の上の空の蒼さというのは独特。(紫外線は強いだろうなあ)

 

7時40分、黒岳山頂に先頭で到着。(始発のゴンドラの中はほとんどシルバー世代なので自慢にならないが、自分としては頑張った)

足元には高山植物、目の先には大雪の大パノラマが広がる黒岳山頂。桂月岳、北鎮岳にも雲がない。見渡す限り大雪山の大パノラマが広がる。1時間10分の頑張りで、これだけ素晴らしい絶景を手にできる所は他にない。ここから先のコースは私の中ではBEST1。

  

北鎮岳の中腹には「白鳥の雪渓」と「千鳥の雪渓」が見られる。

石室までの20分の下り階段の両脇も高山植物でいっぱい。名前の通り「美ヶ原」。石室でお土産の手ぬぐいを買う。

そこから先も誰一人いない。大雪山独り占めの贅沢。高度差のない、なだらかな登山道が続く。今回の登山は今までで一番早い時期なので、花は今が盛りで、残雪も多い。

赤石川の水量も多い。雪渓の隙間から吹き上がって来る風が気持ち良い。全くハイキング気分で歩く。

クジャク岩の下はこれまた見事なお花畑。エゾコザクラ、イワブクロ、イワブクロ・・・。

  

9時45分、北海岳。ベンチに座っていたフランスからの留学生から砂糖菓子の「かりんと」をもらう。日本語はたどたどしいが慶応大学3回生だそうで、これから白雲岳に向かうとのこと。

  

北海岳からは花の数は減ったが高度差のない山道。

11時、白雲分岐。ここで昼食休憩。赤岳まであと2Km。

11時15分、10年ぶりの赤岳。

 

北鎮へ続くパノラマの景色と別れを告げ、コマクサ平へ急ぐ。コマクサ平はその名のとおり、可憐なコマクサが今を盛りに咲いていた。ここには銀泉台から登ってきたバスツアーの人達でいっぱいだった。かなり高齢と思われる方もいた。元気が一番。

  

ここから銀泉台までの5つの雪渓はアイゼンは必要ないが、広くて長い。何度か銀泉台から登ったことがあるが、これほど大きな雪渓は初めて。雪渓のあるおかげで最短距離を歩くことができ、時間短縮になっている。斜度がきつい部分はスコップで階段がつくられており、安全に下ることができた。

   

 

銀泉台への登山道は雪解け水のため、チョロチョロと水が流れていて歩きにくかった。

   

 

  

 

13時50分、銀泉台。ほぼ予定通りに到着することができた。黒岳から銀泉台へ縦走する人のために、15時30分の黒岳行きのバスがある。

銀泉台の登山口には昔、「銀泉台ヒュッテ」があった。手の届く所までやってくる可愛いシマリスがいた。家族で泊まったことがあったが、今は跡形もない。立派な登山事務所とトイレができていた。

  

登山口にある水場であるだけのペットボトルに大雪の水を詰め込んだ。林道を下り、層雲峡の「黒岳の湯」で汗を流す。体重計に乗ると今日の縦走で2kg減のダイエット。明日はいよいよニペソツ山へ。

 

 


2013/07
25

標高年(2013年)東大雪最高峰ニペソツ(2013m)登山
名山旅歩記

 

東大雪の最高峰ニペソツ山は今年、標高年です。アップダウンの多い、下山も登り返しのある厳しい山ということでしたが、「今年がチャンス」と挑戦してみることにしました。前日に大雪を縦走したばかりなので体力を心配していましたが、11時間30分、厳しかったけど感動いっぱいの山登りとなりました。

< 登り>

杉沢登山口—–小天狗——前天狗——-天狗岳——ニペソツ山

3:50              5:40           7:10          7:45            9:20

<下り>

ニペソツ山——天狗岳——前天狗———-小天狗———杉沢登山口

9:45      11:00   11:30            13:00           14:20

 

2013年7月20日(土)

3時30分、車中泊の窓越しに見る外の景色が白んできた。(北海道の日の出は岡山より1時間早い4時30分) あわてて車から出るともうすでに登山口には数人の人影。急いで身支度を整え、3時50分、登山開始。まず最初の関門は十六ノ沢川にかかるエゾ松の丸太越え。まだエンジンのかかっていない身体なので4点歩行で慎重に渡る。

  

登山口前の駐車スペース         十六ノ沢川に渡されたエゾ松の丸太橋

登り始めて5分、「コンコンコンコン」、姿は見えないけどキツツキ(クマゲラ?)が木を叩く音が聞こえる。北海道だなあとワクワクしながら樹林帯の坂道を歩く。登山口から1時間は展望の利かない樹林帯。途中、何箇所か登山道にエゾ松の倒木があり、下をくぐって進む。森林限界あたりまで広い尾根歩き。

  

登山道をふさぐエゾ松の倒木          小天狗下の大岩

5時40分、小天狗をトラバースして東の大岩に出る。ここは足場も手をかける岩もわずかで、少しでもバランスを崩すと落下する危険な場所。前のパーティ―から「お先にどうぞ」と言われ、道を譲られたものの、へっぴり腰でなんとか通過する。

この先は高度差のない山道。エゾ松の樹林帯が切れ、左手にウペペサンケ山が見えてきた。石狩連峰の山並みを眺めながら気分良く進む。シャクナゲが咲いている小さなキャンプサイトからは緩やかな登りになった。ここからの登山道は狭く、夜露に濡れたクマザサでウエアも濡れる。6時20分、急に視野が開けた。石狩連峰の大パノラマ。登り始めて1時間30分、ここで、朝食休憩。後続者もみんなここで休憩をする。空気がうまい。

ここから前天狗まで雪渓の美しい大雪連峰を眺めながら歩く。ガレ場とハイマツ帯の登りだったが、ハイマツは全部、積雪のため横に伸びている。  

ニペソツが見える小天狗まであと10mになった。いっぺんにその姿を見ようと頭を下げて登る。「10,9,8・・・3,2,1」、頭を上げると天狗岳のはるか向こうにニペソツの雄姿があった。独立峰ニペソツに感動!このコースのハイライト。

天狗岳の遥かむこうにそびえるニペソツ

学生のテントが二つ張られていた。ここから見る日の出、日没のニペソツはどんなに素晴らしいだろう。この場所はケルンや簡易トイレもあり、結構、広い。

  

ニペソツは天狗岳の遥か先。体力の心配もあったが、今年は標高年、ここであきらめたら絶対に後悔が残ると思い、何枚か写真を撮ったらすぐ出発。

下から眺める前天狗のガレ場

縦走路の先の下りの岩場は、登山道がはっきりせず、赤いマークのリボンを探しながら下る。この岩場はトムラウシの頂上あたりの様子と似ている。7時40分、天狗平の登りの岩場にさしかかると動くものを発見。ナキウサギだった。ラッキー。急いでシャッタ―を押す。体力温存のため、望遠を持ってこなかったのが残念。    

そこからは昨日、登った大雪の白雲~赤岳、そしてトムラウシに続く大パノラマ。天空トレイルを満喫。

 

  

天狗のコルの南側の砂礫帯は崩れ落ちていて危険。

そしていよいよニペ最後の急峻な登り、標高差300m。下山してくる人に聞くと頂上までは小1時間だそう。疲れてはいられない。山頂に人影が見え、最後の元気を振り絞る。

 

  

ニペソツの頂上に人影が見える        山頂北側はお花畑

 

9時20分、とうとう憧れのニペの頂きを極める。頂上は狭いが360度の眺望!十勝連峰、トムラウシ、表大雪、石狩連峰、ウペペサンケの山々。正に至福の時。三股山荘のオーナーの話では1週間前にはラウス岳が見えたそうである。記念の写真を撮ってもらい、昼食のむすびをほおばる。

  

  

  

  

9時45分、25分の滞在で下山を開始。ニペの下りは登り返しがあるため、登りとかわりないほど時間がかかる。下山を早めたもう一つの理由は水が少なくなったこと。残りはペットボトル半分程度。のんびりしていたら水切れでダウンしてしまう。昨日の登山はペットボトルが2本余ったので、少しでも荷物の重量を少なくしようと、今日は半分に減らしたところ、きつい登りと暑い日射しに思った以上の水を飲んでしまった。(やはり夏山は2リットルは必要)

 

ニペソツから見る天狗、前天狗

前天狗への30分の登りは1口だけ口に含み、飲み込まず、水の消費を減らすよう努めた。前天狗も休憩なしで下る。小天狗でいよいよ水が尽きた。

大岩は登りの時にはなかったロープが渡されていた。後で東大雪自然ガイドセンターの人に聞くと、10時頃に職員の人が安全対策用にと張ったそうである。少しゆるい感じがしたが、これがあると大助かり。

  

急がずマイペースで下るが、どんどん後続の人に抜かれていく。唇が渇いてきた。久しぶりの感覚。ここで倒れたらシャレにもならない。川の流れる音が聞こえてきたが、一向に登山口に辿りつけない。14時20分、やっとのことで杉沢登山口に到着。車の冷蔵庫の中の水を一気に飲む。1リットル近く飲んでも飲んでも乾きがとれない。かなりの脱水症のようだった。

一息ついて車で山を下る。今日は車の数がすごい。昨夜は6台だったが、今日は土曜日なのでかなり下まで駐車をしている。登山口から2,300m下まで車があふれていた。(登山口にUターンのスペースがあり、駐車はここで方向転換して林道に縦列駐車) 登頂証明書をもらうため自然ガイドセンターに行ったところ、今日は70台だそうである。1週間前の海の日の3連休は100台だったとうこと。糠平湖の「元湯」(600円)で汗を流した。体重計に乗るとあれだけ水を飲んだのに昨日より1kg減、すごいダイエット。

PS

登山口となる杉沢までは国道273号三股よりダートな林道8km25分。対抗車をかわすスペースは少ない。

 

 


2013/07
16

ぶどう作業終了、夏休みスタート
農園便り

雷を伴う豪雨のおかげで猛暑から解放されました。人間もそうですが、果樹や作物たちもほっとしていると思います。1週間前に発生したシャイン等の青系ぶどうの高温障害も被害が少なくてすみました。

  

1週間が経過した高温による生理障害のシャインマスカット

 

 

今日はJAの指導に従って延期していたシャインと瀬戸の袋をかけました。これで大きな作業は終わり、収穫までは枝の管理だけです。という訳でこれから1週間、夏休みをとります。楽しみにしていた山に登ってきます。ブログも1週間休みます。

袋かけ前のシャインマスカット

高温障害の被害が少なくて助かりました

 

白い袋をかけるとうす黄緑色、青い袋をかけると緑色のぶどうになります

 


2013/07
14

今年もブルーベリーに チャドクガが大発生
農園便り

予防をしないため(無農薬),季節ごとにいろいろな害虫が発生して困っています。今年もここにきてチャドクガが大発生です。ミノムシほど葉の食害はないのですが、この毛虫に触ろうものなら、大変です。服の上からでもガラス繊維質の毛に触れるとチクッと痛みが走り、その後のかゆみは半端ではありません。

そこで見つけると葉ごとハサミで切り取り、毛が飛び散らないようにすぐポリの箱に入れます。集めてケムシ用殺虫スプレーをかけて殺します。このまま放っておくとすぐ倍近くの大きさになります。美しい黄緑色ですが、絶対見逃せない害虫です。今日は50匹以上取りました。夢に出てきそうです。

殺虫スプレーを噴射するとすぐアウト

 


2013/07
13

虎太郎くんちのブルーベリー 道の駅「彩々茶屋」デビュー
農園便り

先日から美作市明見にある道の駅「彩々茶屋」にブルーベリーを出荷しています。美作ICから湯郷温泉に向かう観光客で賑わっていますが、地元の方の利用が多い道の駅です。

  

インターネット価格はまだ最盛期前なのでおよそ100gが500~600円ですが、1パック(100g強)300円にしました。売上の17パーセントが差し引かれるので手取りは実質1パック250円程といった安さです。すぐ完売しましたが、10パック売っても2,500円です。ブル―ベリーは1粒ずつ収穫しなければならず、まだ最盛期前なのでもう少し価格を高く設定してもよかったかなと思っています。ぶどうは1箱売れればすぐ2,500円です。

きれいに地元の食産物が並べられた店内

佐桑農園のブルーベリーを手にとるお客様

店の責任者の方の話によると、ラベルの有る無しで売れ行きは全然違うそうです。当園では「ブラックパール」、「虎太郎君ちのブルーベリー」「美作の雫」等の候補の中から、「虎太郎・・・」にしました。ラベルの写真は5年前の可愛かった(今は人相がよくないです)子ネコ時代のものを使いました。店の人がうちの販売部長の知り合いだったので、店舗に入ったすぐのところに置かせてもらいました。今日から3連休なので人出は多そうです。今年は湯郷のホテルとノースビレッジを少し控えて、彩々茶屋をメインにします。

 


2013/07
09

ショック! 好調シャインに高温障害
農園便り

袋かけを始めてシャインマスカットの異変に気がつきました。房の中の何粒かが少し茶色になっています。一昨日、粒まびきをした時はなんともなかったのですが、1本の木にこのような症状が見られました。近所の農園のMさんに見てもらいましたが、「シャインを作り始めて5年になるけど、こんなのは見たことがない。」と言われました。心配なので袋かけを止めてこの房を持ってJA勝英に見てもらいに行きました。職員の方も「原因はよくわからない」と言われました。この後、岡山からぶどう指導員の先生が来られということなので、返事を待つことにしました。

2時間後、JAの果樹担当のNさんがわざわざ園まで来て指導員の先生の診断結果を教えて下さいました。それは「高温による生理障害」ということでした。病気ではないので少しほっとしましたが、今年はとてもいい房になっていただけにショックです。梅雨が明け、岡山地方は連日35℃の暑さが続いています。地球温暖化も影響しているのでしょうか。指導員の先生によると「テントを取ること、房の中に見られる茶色になった粒は取らないでぶどうが軟化するまでそのままにしておくこと、枝の管理も先を切ったりしないで放置しておくこと、袋かけを後に伸ばすこと」だということです。しばらく静観します。


2013/07
08

炎天下のぶどう袋かけ、テントはずし
農園便り

中国地方は例年より10日も早く梅雨が明けました。今日は家族だけでは手が足りないので近所の人にもお願いしました。総勢6人で午前中、オーロラ、藤稔、ピオーネの袋かけ、午後からはテントはずしをしました。

  

午後からのテントはずしはメチャクチャ大変でした。気温も35℃を越していますが、テントの温度はそれ以上になっています。触ると熱いです。呼吸するのも苦しい程の暑さです。クリップを全部取り去り、テントを1本ずつ引っ張ってはずします。もう1日梅雨明けが遅かったら、曇り空の下で作業ができたのですが炎天下の作業は参りました。今日は本当にグッタリです、フウ・・・・。


2013/07
07

ブルーベリー(完全無農薬)出荷最盛期、シーズンイン!
農園便り

北部ハイブッシュ、南部ハイブッシュのブルーベリーの出荷が最盛期を迎えています。どの品種も熟し始めると2,3週間収穫し続けることができますが、日が経つと少しずつ実が小さくなります.最初の頃の実が一番大きいです。と言う訳で今が旬です。当園はこの早生種の北部、南部ハイブッシュを園の半分に植えています。ぶどうの作業も毎日忙しいですが、ブルーベリーの収穫・出荷にも追われています。

ブルーベリーはリンゴのように収穫してから甘くなる(追熟)果樹ではありません。しっかり熟した真っ黒い実を1粒ずつ手で取ります。傷みやすくとてもデリケートな果物なため、なかなか新鮮なものは手に入りにくいと思います。スピードが命の果物です。ぜひ新鮮なブルーベリーを生食してほしいと思います。当園では全く農薬は使用していません。洗わないで安心してそのまま食べることができます。

昨日は20パック、勝央町のノースビレッジに持って行きました。1パック100g350円です。今日は湯郷のホテルに持って行きます。明日からは美作市の道の駅「彩々茶屋」に持っていきます。ブルーベリ-の価値(1粒ずつ手で収穫する大変さ)をわかって下さる方はまとめ買いをして下さっています。大口の注文も入っているのでプチ農園としては、ライビットアイ系のブルーベリーが収穫できるまで注文に応じられるだろうかとちょっと心配です。

 

 


2013/07
06

獲ったぞ!今年マムシ第1号
農園便り

 

7月2日、3日、豪雨のため2日間、完全休養。天気が回復したので伸び放題になっていた畔や畑の草刈りをしました。もうそろそろと思っていたところ、今年の第一号発見。逃がしたら大変です。結構な大物。ノソリノソリ草むらに逃げようとするところを草刈り機でビューン。3等分。ちょっとグロテスクなので写真はカットします。この辺りでは「クチャメ」と言いますが、去年は3匹、一昨年は5匹捕まえました。さて今年は何匹?

それにしても湿度が高いので今日の草刈りは3回着替えをしました。水分もどれだけ補給したかわかりません。ちなみに缶ビールは4本。シャワーは2回浴びました。ニーニ―ゼミ、ヒグラシの声も聞こえます。今日は34℃、これから1週間、雨はないようです。梅雨が明け、真夏が来たようです。明日はいよいよぶどうの袋かけ。山登りの計画を立てます。

夏の花「ノーゼンカズラ」

「クレオメ」

 


2013/06
28

露天風呂「屋根張り・塩ビ管太陽熱温水器取り付け」
裏山通信

屋根の骨組みができたので、その上に構造用合板を張りました。1枚1200円×4枚です。

お手本としている2011年現代農業7月号「塩ビ管による太陽熱温水器」では、この上に保温目的で発砲スチロールの板を張っていました。物置に登山用のアルミマットがあったのでこれを代用しました。さらにその上に、屋根材用の金属板(ブリキ板)を張り付けてみることにしました。太陽に照らされると金属はすぐ熱くなるのを思い出したからです。ホームセンターで一番安い鉄板(3尺6尺)を買いましたが、これも4枚必要(1枚1450円×4枚)で、ちょっと痛い出費になりました。

  

太陽の光を反射している銀マット       その上に屋根材用の金属板を張り付ける

 

いよいよ塩ビ管の取り付けです。現代農業では縦に並べていましたが、横置きにすることにしました。径10cmの塩ビ(2m)の両側に接着剤を塗り、インクルーザーをはめます。これで径10cmを径4cmにします。

  

  

屋根いっぱいに並べると13本乗りました。塩ビ管2m1本の容量はおよそ8リットルです(半径×半径×3,14×高さ=5cm×5cm×3.14×200cm=)。13本あればおよそ120リットル確保できます。問題はどのくらい水温を高くすることができるかです。現代農業では一番上に透明ガラスを乗せていますが、適当なガラスがないので透明ビニル(ぶどうテント用)で代用しようと思っています。2年がかりの作業もやっとゴールが見えてきました。