- 2014/09
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美作地区シャインマスカット研修会
農園便り
昼過ぎ、突然の来園、神戸市のOさん夫妻。
ネットを見てわざわざ当園を訪ねて下さいました。
シャインをお求めでしたが、完売していたので、家族用にとっておいた1房だけお渡ししました。
遠方からお出でいた抱いただいたのに申し訳ありませんでした。
昨日、久米南町中央公民館でシャインの研修会があり、勝央町からは7人が参加しました。
まず津山普及指導センターから「花穂の長さを変えることによってどんな房になるか」の実験報告で
した。
花穂を3cm、3,5cm、4,5cm、5.5cm、6cmにしての比較実験です。
(毎年の指導ではシャインは花穂の長さは4cm~4.5cmと言われています)
写真を見ると3cm、3.5cmの短さでもそこそこの房になっていました。
長すぎると花ぶるいがしたり、作業時間が長くなるので、長くはしないで切り込む方がいいとのこと
でした。
また、これまでシャインは花穂の先を切らないと言うのが通説ですが、津山普及指導センターはあえ
て花穂の先を切ってその成長を調べていました。
結果はややずんぐりするものの結構いい房になるということです。
真庭普及指導センターは「花穂の第一車を使って、肩部がまいた形のよい房ができるのか」の実験、
勝英普及指導センターは津山同様「花穂の長さによる成育の違い」の実験報告でした。
いずれにしてもシャインは新品種のため栽培技術はまだ確立しておらず、普及センターも研究中とい
う感じでした。
圧巻だったのは持ち寄り房の調査結果概要とその房の試食です。
会場後ろの机に19房のシャインが並べられました。
その見事なこと。
房の大きさもさることながら、粒の大きいこと。
どれも1房3~4000円クラスのぶどうです。
これらの房は緑、黄色、黄緑色等の色の違った紙袋をかけ,房の色の変化を調べたものですが、、
どれもきれいな黄緑色をしていました。
白色は黄色になり糖度が高くなります。
早く出荷できるので、来年は半分白、残り半分を緑に仕様と思います。
いよいよ試食。
本当に摘まんで食べてもいいのかとためらう程でした。
同じ糖度でもぶどうによって味が全然違います。
こんなにシャインを食べたことはない程、試食しました。